オーストアジア社の株式取得のお知らせ

更新時間:2020.4.15

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明治乳業(蘇州)有限公司への100%出資会社である株式会社 明治(代表取締役社長:松田克也)は、中国における牛乳・ヨーグルト事業の持続的な成長基盤の確立を目的に、中国において牧場を運営するAustAsia Investment Holdings Pte LTD.(以下、オーストアジア社)の株式25.0%を254.4百万米ドル(約280億円※1)で取得することについて、オーストアジア社の株主であるJapfa LTD.(以下、ジャプファ社)と合意し、株式譲渡契約を締結しましたのでお知らせいたします。なお、株式取得後は持分法適用会社となる見込みです。

※1 1米ドル=108.23円(2020年4月13日時点)

株式取得の目的

明治グループでは、長期計画「2026ビジョン」のもと、長期的な企業価値向上の実現を目指しており、重点方針として「海外市場での成長基盤の確立」を掲げています。また、2020年度を最終年度とする中期経営計画においては、海外市場の中でも特に中国を最注力地域と位置付けています。

株式会社 明治の中国事業は、現在、牛乳・ヨーグルト事業、アイスクリーム事業、菓子事業を展開しており、業績も順調に拡大しています。特に、チルド牛乳については、市場が拡大する中、おいしさへの評価や安全・安心への期待から、華東地域を中心に販売を大きく伸ばしています。これらの好調な販売状況を受け、今後も中国においては、当社(蘇州での牛乳・ヨーグルトなどの生産拠点)への設備増強(2021年春稼働)や、天津工場の新設(2022年度下期稼働)を予定しています。

このような市場環境の中、中国国内では乳業メーカーによる牧場経営などの垂直統合が進行している状況にあります。当社が、今後も中国の牛乳・ヨーグルト市場において成長を続けていくためには、良質な生乳を安定的に調達していくことが必要です。今回の株式取得は、生乳の調達から生産に至るバリューチェーンを強化し、中国における持続的な成長基盤の確立を実現していくことを目的にしています。

【オーストアジア社による牧場経営の状況】

  • オーストアジア東営神州牧場

    オーストアジア東営神州牧場

  • オーストアジア泰安牧場

    オーストアジア泰安牧場




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